γ-GTP用語解説【γ-GTPって一体なに?】

健康診断でγ-GTPが高いと言われたけれど、そもそもγ-GPTがなにか知らないという人も多いと思います。
今回はγ-GTPについていろいろとまとめてみました。
お酒をつい飲みすぎてしまう人は必見ですよ!

 

 

◆γ-GTPとはなにか

 

γ(ガンマ)-GTPはガンマ−グルタミンスランスペプチターゼと呼ばれる酵素のことです。
肝臓で生成されており肝臓やすい臓、胆管に多く存在しています。
γ-GPTはたんぱく質を分解する酵素で、解毒作用があります。

 

なんらかの理由で肝臓の細胞が壊れるとγ-GPTが血液に混ざり、数値が高くなります。
アルコールに強く反応する酵素でもありますから、γ-GPTが高いときには肝臓の異常や病気、アルコールの過剰摂取などが考えられます。

 

 

◆γ-GTPの基準値は?

 

健康診断ではγ-GTPの基準値は以下のようになっています。
・男性 10〜50IU/L
・女性 9〜30IU/L

 

基準値を超える場合には肝臓の異常や病気、特にアルコール性肝障害の可能性が高いでしょう。
検査前日にアルコールを摂取すると高い数値が出ることがあります。
また、女性ホルモンにはγ-GTPがつくられるのを抑える作用があるため、妊娠後期に低い数値になることもあります。

 

 

◆ほかの検査項目との関係性

 

γ-GTPはさまざまな器官に存在する酵素のため、もしも高い数値であったときにはほかの検査項目との関係から異常のある部位を特定することになります。
ここではいくつかの検査項目との関係性をみてみましょう。

 

【ALT/GPT】
ALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)またはGPTグルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ)は主に肝細胞に存在する酵素です。
したがってALTまたはGPTとγ-GTPの数値が高い場合には肝臓に異常や病気があると推測されます。

 

可能性のある病気
・肝炎
・肝硬変
・肝がん など

 

【ALP】
ALP(アルカリホスファターゼ)はリン酸化合物を分解する酵素です。
ALPは胆汁の流れが止まると肝細胞を逆流して血液中に混じって増加します。
γ-GTPとALPの数値が高い場合には胆道の閉塞や狭窄、胆管のうっ血が考えられるでしょう。

 

可能性のある病気
・アルコール性肝障害
・胆道炎
・胆道がん など